ワイン作りに欠かせない「ブドウ品種」の種類と特徴をじっくり解説《入門》

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ブドウの品種は世界約50か国の640の栽培地域があり、1500種の品種が生産されていると言われております。

このすべてを網羅することは、ワイン博士でなければ全容を把握することは出来ません。

一般ユーザーは主要となるブドウ品種を知っておくだけでいいのです。

うんちくや知識だけではなく大切なことは楽しむことであり、まずは飲んでみて自分の好みに合う製法や品種に関して掘り下げいけば自然と知識は深まってゆきます。

まずは代表的な銘柄からピックアップすれば、白ワインの三大品種はシャルドネ・ソーヴィニヨンブラン・リースリングです。

赤ワインならば三大品種はピノノワール・カベルネソーヴィニヨン・メルローと言われております。

この6つのブドウ品種を軸にして、製法や産地などを飲み比べていくことで、自分にフィットするベストな1本と巡り合うことが可能です。

闇雲に消費するよりもラベルを読んで楽しみ、ワインと一緒に食事やつまみを楽しむ頃には、ほろ酔い気分でワインと触れ合っている自分に気が付くことでしょう。

日本人は何でも道にしたり権威付けを行いますが、あくまでも楽しむスタンスを忘れてはいけません。

世界で最も生産量が豊富で生産地のほとんどの地域で植栽されているカベルネソーヴィニヨンは、病害虫に強く土壌を選ばずに天候の変化にも対応してくれます。

定番品種で安物のワインからボルドー地方の高級品まで幅広いランクがあり、言葉は適切ではないかもしれませんがピンからキリまであるのがカベルネソーヴィニヨンの特徴です。

タンニン成分が溶け込んでおり、強い酸味と濃厚な味わいはフルボディと称されております。

栽培が難しいピノノワール品種は、ブルゴーニュ地方原産のブドウです。

貴婦人と呼ばれており、ロマネコンティもこの品種から生産されます。

カシスを思わせるフルーティな味と香りで、ブレンドせずに単一種で醸造されるケースが多いのが特徴です。

そのためにピノノワール品種の特徴が色濃く出て、当たり年などがはっきりと現れる傾向にあります。

メルローはまろやかで香りが高く、カベルネソーヴィニヨンとブレンドされて使われることが多い品種です。

色味は赤みが薄い朱色であり、香りは熟したプルーンのように芳醇だと評価されています。

早熟で糖度があり果実味のする仕上がりと、多産であることから世界中で栽培されているのが特徴です。

丸みがある味わいとタンニンが薄いので、初心者にも飲みやすいのがメリットになります。

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